色あせていく思い出のバラ写真を手元にあるスキャナを使ってデジタル化(自炊)しようと考える方、けっこういらっしゃると思います。

時間と労力はかかりますが、それほど難しいことではありません。

けれど、アルバムに貼りついている写真となると話は変わってきます。

まず張り付いた写真を剥がすだけでも大変な時間がかかりますし、台紙に癒着した写真などは剥がすときに破損してしまうリスクがともないます。

だったら写真をアルバムに貼ったままスキャンできないかと考えるわけですが、家庭用の複合機や普及型のフラットヘッドスキャナの原稿台は大抵がA4サイズなので、一般的なL型のアルバムを原稿台に置いたら台紙がはみ出してしまい、ページ全体を一度に読み込むことができません。

読み込み位置を何度もずらしてスキャンしかなく効率性を考えるとあまり現実的ではありません。

となると、A3タイプのフラットヘッドスキャナを入手するか、写真デジタル化サービスの業者に依頼するか、いずれかの選択を迫られることになります。

ちなみにスキャナーを購入するとなると国産メーカーでCCDセンサーを搭載してフォトスキャンに完全対応しているA3フラットヘッドスキャナは「DS-G20000(EPSON)※2018年9月現在」くらいしかなく、オープン価格で30万円もします。この選択肢も現実的ではありません。

DS-G20000(EPSON)

そこで、なるべく費用をかげずにアルバムのコマ写真をデジタル化する別の方法をひとつ、ご提案させて頂きます。

それは…「アルバムのセルフトリミング」という方法です。

アルバムのセルフトリミングとは?

簡単に言うと、比較的費用のかからないアルバムのページスキャン(ページ全体を見たままスキャン)だけをデジタル化業者に依頼し、届いたページデータからコマ画像を編集ソフトを使ってご自分で(セルフ)切り抜く(トリミング)という方法です。

通常、アルバムのデジタル化を業者に依頼するとアルバム内の全ての写真を1コマずつ切り抜くプランが標準となり、料金的にはアルバム1冊40P(250コマ)6000円前後が相場です。

で、まずここで考えてみてください。アルバム内の全てのコマ写真のデータって本当に必要かどうかを。

自分史を制作するなど特別な理由がある場合は別として、故人のアルバムや古い思い出アルバムの中には別に切り抜く必要のない写真って結構たくさんあったりするものです。

何が言いたいかというと、アルバムから入り抜くコマ写真は「とっておきの写真だけ」で十分ではないか…ということです。

だからこそおすすめしたいのがぺージスキャンなのです。

どこの業者でもページ単位でアルバムをデータ化するページスキャンプランが用意されています。1ページ80~90円が相場なので、アルバム1冊(40P)が3200~3600円程度でデジタル化できることになります。

ページデータさえ手元に確保できれば、あとは気が向いたときにパソコンで「とっておきのコマ写真」だけをトリミングすればいいのです。

もっと低予算でデシタル化できるウラ技

もっと費用を抑えたい方にはこんな「ウラ技」もあります。デジタル化の業者に依頼せず、コンビニの「デジタルマルチ複合機」のスキャンサービスを利用するという方法です。

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デジタルマルチ複合機のスキャンサービスではA3サイズまでの原稿に対応しているので、L型サイズのアルバムでも丸ごとページスキャンが可能です。

料金はサイズを問わず1回のスキャンにつき相場は30円。データの保存はUSBメモリやSDカードなど、記録メディアを自前で持ち込むスタイルです。手間はかかりますが業者にページデータスキャンを発注することを考えると費用は半額以下に抑えられます。

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各種メディアに保存可能

ただし、難点は原稿量が多いと時間がかかります。

原稿量が多いとお店の機器をひとりで占領してしまうことになり、よほど図太い神経の持ち主でない限り、かなり気を使ってしまいます。利用客がほとんどこない真夜中の時間帯を狙う必要がありますね。

あと台紙が分解できないタイプのアルバムは見開きの状態で原稿台にセットするしかないため、とじしろの部分が浮き上がり、鮮明にスキャンできないことがあります。フエルアルバムなど台紙がバラせるタイプなら必ず分解して持ち込むことをおすすめします。

セルフトリミングに必要なモノ

セルフトリミングに必要なモノは2つです。

まずひとつは「パソコン」。スマホやタブレットでもできなくはないですが画面が小さくておすすめできません。

パソコンはスペック的にはエントリークラスの性能で十分ですが、L型アルバムのページデータは1ページ(解像度300dpi/JPEG高画質)7MB前後になりますので物理メモリは余裕を持った容量が必要です。

もうひとつは「画像編集ソフト」です。画像データの修正・合成・色補正・トリミングなどの加工編集を施すためのソフトです。今回は画像をトリミングするだけなのでネット上で無料配布されている画像編集ソフトで十分です。

無料で手に入るおすすめ画像編集ソフト

PhotoScape

画像管理から複数のデジカメ写真などを組み合わせた編集までできる画像編集ソフト。多彩な画像編集機能を備えています。

撮影した写真の管理からフォトレタッチ機能まで備えた高機能フォトツール。
デジカメ画像の加工・編集ができるフォトレタッチソフト。フリーソフトにもかかわらず、多彩な機能を満載。

PhotoFiltre

高度な画像調整を簡単に行うことができるフォトレタッチソフト。非商用かつ個人利用、または教育目的に限り無料で利用できます。 
 

画像編集ソフトは初心者でも使いこなせるの?

パソコンは操作できるけど、画像編集ソフトなんて使ったことがないという方でも「トリミング(切り抜き)」ぐらいなら簡単にマスターできると思います。

トリミングのみですから修正や合成など他の機能の操作スキルを覚える必要はまったくありません。パソコンが多少いじれる方なら30分もあれば基本的なやり方はマスターできるはずです。

トリミング(切り抜き)は簡単です

画像編集ソフトの切り抜きの方法を簡単に説明します。画像編集ソフトには画像を切り抜く「トリミングツール」という機能が必ず備わっています。そのツールを使ってページ内のコマ写真画像を切り抜いていきます。

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Adobe Photoshop

◇まずページデータを読み込みます。

◇次にトリミングツールを選択し、切り抜きたいコマ画像の角にツールの先端をもっていき、クリックして対角線上にブラウズして切り抜きたい境界線の位置を四角で囲みます。

◇位置が決まったらあとは切り抜きコマンドをクリックし、画像を切り取り、名前をつけて保存します。

◇1枚保存したらまたページデータを読み込み、2枚目のコマ画像を1枚目同様の手順でトリミングし、名前をつけて保存します。その際、名前の末尾に0001など連番をつけておくと後々、データ整理しやすいです。

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◇ページ内のコマ画像を全て切り抜いたらまた次のページを開いて同様の作業を繰り返します。

◇切り抜きだけにかかる時間は1枚につきおよそ30秒程度でしょうか。作業に慣れてくれば、効率も上がり、仮に20ページのアルバム内の写真が120コマあるとしたら1時間もかからずに全ての写真を切り抜いて保存できるようになります。

◇とっておきの写真だけのトリミングならさらに早く作業をすすめることができます。

3分動画!画像編集ソフトの切り抜きの手順

なかなか文章と画像では説明がしにくいので動画を用意しました。

「Adobe Photoshop Elements 14」を使って、画像の切り抜き(トリミング)操作を解説した3分動画です。

無料の簡易ソフトでもトリミング手順は似たようなものですので、やり方がわからない方は参考にして下さい。

業者に丸投げするならぜひ当社にお任せ下さい!

当社は全国のお客様を対象に写真やアルバムのデジタル化のWEBサービスを提供しています。専用フォトスキャナで1枚ずつ手作業でスキャニングしているので品質には自信があります。またアルバムページスキャンをメインプランに掲げ、1ページ76円の業界最安値を実現。リーズナブルな価格で多くのご利用者から高い評価をいただいています。アルバムページのデジタル化はぜひ「メモリワン」におまかせ下さい。