写真やアルバムの防災対策は万全ですか?
ゲリラ豪雨、河川の氾濫、土砂災害など、近年、日本各地で自然災害が多発し、「異常気象」という言葉をメディアで頻繁に耳にするようになりました。
気象庁では過去30年の気候に対して著しい偏りを示した天候を「異常気象」と定義しています。しかし、近年では「激しい気象、悪天候」といったニュアンスに定義の範囲が広がり、異常気象という概念のとらえ方が変わりつつあるようです。
観測記録の更新が短期間に塗り替えられている昨今、それはもはや「異常気象」ではなく、地球規模の「気象変動」としてとらえる方が自然だという考え方かもしれません。
いつ襲ってくるかも知れない自然災害。私たちはそうした万一のことを想定し、日頃から防災に対する意識を高めておく必要があります。
今回は、災害から思い出の写真やアルバムなど、記憶財産の守り方について考えてみたいと思います。
目次
写真やアルバムを消失したら二度と戻りません!
地震であれ、土砂災害であれ、災害が起こって身の危険を感じたときはなによりも命を守る行動が先決です。そのためには日頃から災害時の避難を想定した行動訓練はもちろん、防災グッズや非常用生活品の備蓄も欠かせません。
また、大切な財産を失わないためにそれらを守るための事前の対策も大切です。金品だけではありません。例えば、思い出のアルバムも貴重な「記憶財産」なのです。
家財道具を失っても新たに購入することはできます。けれど、形に残る記憶財産は消失したら二度と戻りません。つまり、思い出の写真やアルバムは世界に1つのかけがえのない宝物なのです。
アルバムの防災対策ならデジタル化がおすすめ!
紙写真やアルバムの防災対策として一番におすすめしたいのはデジタル化です。デジタル化すると永遠に画質をキープできるだけでなく、複製データを実家や親戚筋に分散保管することで万が一、災害に見舞われてデータを失ったとしてもどこかにバックアップが残っていることでデータの損失は免れます。それだけではありません。
デジタル化すればアルバム10冊分の写真(約2500枚)が1枚のDVDに納まりますので、不要になったアルバムも気兼ねなく断捨離できますし、アルバムの整理をお考えの方には一石二鳥なのです。
失って初めて実感する記憶財産の大切さ!
失って初めてわかるのが記憶財産の大切さです。
家を流されたような被災経験のある多くの方が「かけがえのない思い出の消失はつらい」と口を揃えておっしゃいます。
下の写真は東日本大震災の津波で家財とともに流され、後に瓦礫の中から発見された思い出アルバムを持ち主のもとへ返却する活動を続けているボランテイアグループ「思い出サルベージ」の写真です。
素晴らしい活動ですね。興味のある方はぜひ、サイト訪問して「思い出の大切さ」を我が身に置き換えて想像してみて下さい。被災された方々の生の声を聞くことができます。写真をクリックすればサイトに飛びます。
手間もかかり、ある程度の出費も必要ですが、絶対に失いたくない記憶財産があるならもしもの時に備えて、デジタル化を検討してみてはいかがでしょうか。バラ写真もアルバム写真もデータさえ手元にあれば、アルバム原本が朽ち果てても新たにフォトブックに作り直すことも出来ます。
どんな方法でデジタル化するの?
写真やアルバムのデジタル化で最もポピュラーなのがスキャニングです。スキャニングとはパソコンとスキャナーを使って写真を指定の解像度で読み取り、画像データに変換することです。写真に特化したスキャニングはフォトスキャンとも呼ばれています。
スキャン解像度は300dpiが最適。300dpiなら取り込んだ画像データを再び、同サイズにプリントすることも可能ですし、携帯端末で閲覧するには十分な解像度です。
スキャニングって難しいの?
スキャニングはパソコンが多少いじれる知識があれば誰でも簡単にできます。ただし、やるには根気が求められます。というのもスキャニングには結構な時間がかかるのです。
特にフォトスキャンの場合、フラットヘッドスキャナーのガラス原稿台に写真を1枚ずつ載せてスキャンしていく必要があります。
作業は単調ですが写真は文書と違い、情報量が多いため、読み込みに結構な時間がかかってしまうのです。
ごく一般的な性能のA4スキャナーを使ったとして、一度に原稿台に並べられる写真はL版で4枚程度です。1枚につき20秒程度の読み取り時間が必要として4枚で1分20秒かかります。これが写真40枚ならおよそ12分。400枚なら2時間程度かかります。
もちろん、これはスキャニングだけの時間ですので原稿台に写真を並べたりする時間も加算すればだいたい、この2倍はかかると思った方が良いでしょう。従って、400枚のバラ写真のスキャンだと順調に作業が進んだとしても半日仕事になる覚悟は必要です。
アルバムに貼られた写真はどうやってスキャニングするの?
A4スキャナーで台紙型アルバムの写真をスキャニングするにはさらに作業は複雑になります。まずアルバムに貼られた写真を1枚ずつはがしてバラ写真にしなければいけません。のっけからこの行程が面倒なのです。
まず写真ページを被う保護フィルムをはがし、接着面に張り付いた写真を一枚ずつ剥がしていく。Lサイズの台紙型アルバムですと、1冊に約200~250枚くらいの写真が貼られていますので、この作業だけでも30分くらいはかかります。
剥がすだけでそんなにかかる?と思われるでしょうが、やっていただければわかります。古いアルバムになると接着面に固着している写真もあり、無理に剥がそうとすると写真を破損しかねないので慎重さが求められ、想像以上に時間がかかるのです。
どうしても接着面から剥がせず、断念せざるを得ない写真も何枚か出てくるでしょう。
しかし、これがA3サイズのスキャナーを使用した場合は話は別です。A3スキャナーならアルバムから写真を剥がさず、そのままアルバムを開いて原稿台におき、写真ページを丸ごとスキャンすることができます。
CCDセンサーを搭載したフォトスキャナならば多少、原稿の端っこが浮いても被写界深度が深いため、きれいに読み取ってくれます。
保存したページ画像をあとで画像編集ソフトで個別に切り抜けばとても効率的に作業が進みます。
ただ、フォトスキャン専用のA3スキャナーは20万円~30万円もします。一般のご家庭で写真のデジタル化のためだけにわざわざ購入するのは現実的ではありません。
アルバムのデジタル化はプロの私たちにおまかせください。
当社ではお客様の大切な写真やアルバムをお預かりし、1枚ずつ、丁寧にスキャンし、画像データをDVDディスクに保存してお届けします。
お預りした写真やアルバムは納品時に一緒に返却いたします。
また、当社では全ての原稿に対し、大型の高性能フラットヘッドスキャナー(フォトスキャン対応のCCDタイプ)を使用し、アルバムから写真をはがすことなくスキャンします。効率を優先してアルバムのページをデジカメによる接写でデジタル化することは一切、行っておりません。
自分でデジタル化するのは面倒。時間がない。そのためだけに高価なスキャナを購入するのはバカらしい。パソコンを操作する知識がないといった方はぜひ、当社におまかせください。経験豊富な熟練スタッフが丁寧にスキャニングし、作業開始から最短3日で納品いたします。興味のある方は下記「詳しくはこちら」をクリック!