DSC_0057-2溜まりに溜まったプリント写真を手元にあるスキャナを使ってデジタル化された方、いらっしゃると思います。時間と労力はかかりますが、それほど難しいことではありません。しかし、デジタル化する原稿がアルバムに貼り付けてあるプリント写真となると話は別です。

家庭用の複合機や普及型のフラットヘッドスキャナの原稿台は大抵がA4サイズなので、一般的なL型アルバムを原稿台に置いたら台紙がはみ出してしまい、ページ全体を一度に読み込むことが出来ないのです。

読み込み位置をずらして何度もスキャンするか、いっそアルバムから写真をはがしてバラ写真にするしかなく、はがす際の写真破損リスクや効率性から考えても現実的ではありません。

となると、新たにA3タイプのフラットヘッドスキャナを購入するか、デジタル化サービスの業者に全てを丸投げするか、いずれかの選択を迫られることになります。

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A3スキャナなら余裕でページスキャン

ちなみに国産メーカーでCCDセンサーを搭載してフォトスキャンに完全対応しているA3フラットヘッドスキャナは「DS-G20000(EPSON)※2018年9月現在」くらいしかなく、オープン価格で30万します。とても現実的ではありません。

DS-G20000(EPSON)

そこで、なるべく費用をかげずにアルバムの個別写真をデジタル化する別の方法をひとつ、ご提案させて頂きます。

それは…「アルバム・セルフトリミング」という方法です。

アルバム・セルフトリミングとは?

簡単に言うと、家庭用A4スキャナでは不可能なL型アルバムのページスキャンだけを業者に発注し、届いたページデータから個別の写真画像をパソコンの編集ソフトを使って自分で切り抜く(トリミング)という方法です。

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アルバムのページスキャンだけの発注なら、どこの業者でも1ページ80円程度が料金の相場です。1冊20ページのアルバムのページスキャンなら1600円程度で済みます。

普通、個別写真の切り抜きプランで発注すれば、アルバム1冊につき、料金は1冊5~6000円くらいが相場です。ページデータを追加で発注すればその分、別途料金が加算されます。でも、この方法ならば、費用を押さえられる上にアルバムのページデータも手元に残るということになります。ページデータさえ手元にあればいつでもフォトブックを新調できますから不要なアルバムは気兼ねなく処分できます。

さらなる「ウラ技」もあります。業者に発注せず、A3サイズのスキャナも購入せずにアルバムのページデータを手に入れる方法が。それは、コンビニの「デジタルマルチ複合機」のスキャンサービスを利用するという方法です。

マルチ複合機サービスを利用する

最近は大抵のコンビニなら「デジタルマルチ複合機」を設置し、紙文書のコピーはもちろん、写真のプリントなど、さまざまなサービスを提供してくれています。その中で、スキャンサービスというものがあります。

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A3サイズまでの原稿を読み取ってくれるので、大きなサイズのアルバムでも丸ごとページスキャンが可能です。つまり、業者にページデータを発注する代わりに、このサービスを利用するのです。

料金は1枚のスキャンにつき、30円。データの保存はUSBやSDカーなど、記録メディアを自前で持ち込むスタイルです。業者に発注する場合より、ページ1枚につき、50円も費用を抑えられます。

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ただし、この方法の難点がひとつ。原稿量が多いと当然時間がかかります。すると、お店の機器をひとりで占領してしまうことになり、よほど図太い神経の持ち主でない限り、他の利用者がいたら、かなり気を使ってしまいます。

アルバム1冊程度なら利用するのもありですが、何冊ものアルバムともなれば、ちょっと気が引けてしまいますね。覚悟を決めるなら真夜中の利用客がほとんどいない時間帯を狙いましょう。

セルフトリミングに必要なモノは?

次にセルフトリミングに必要な物を紹介します。まずひとつは「パソコン」です。デスクトップでもノートでもかまいません。スペックはエントリークラスの性能で十分です。ただし、アルバムページの画像ファイルは解像度300dpiで読み込んだ場合、ページ内の写真点数にもよりますが、だいたい容量が2~3MBくらいになります。ですので、メモリは4MB以上あることが望ましいです。

もうひとつ必要な物は「画像編集ソフト」です。フォトレタッチソフトとも呼ばれ、写真等の画像に修正、モザイク、文字入れ、合成、切り抜きなどの加工を施すためのソフトです。ソフトをわざわざ購入しなくても、そこそこの機能を持った無料の画像編集ソフトがネット上で配布されていますし、WindowsパソコンならOSのバージョンによっては標準で画像編集ソフトがバンドルされているケースもあります。画像を切り抜くだけならそうした無料の簡易ソフトで十分すぎるくらいです。

無料で手に入るおすすめ画像編集ソフト

画像管理から複数のデジカメ写真などを組み合わせた編集までできる画像編集ソフト。多彩な画像編集機能を備えています。
撮影した写真の管理からフォトレタッチ機能まで備えた高機能フォトツール。
デジカメ画像の加工・編集ができるフォトレタッチソフト。フリーソフトにもかかわらず、多彩な機能を満載。

PhotoFiltre

高度な画像調整を簡単に行うことができるフォトレタッチソフト。非商用かつ個人利用、または教育目的に限り無料で利用できます。 
 

画像編集ソフトは初心者でも使いこなせるの?

パソコンは操作できるけど、画像編集ソフトなんて使ったことがないという方でも「切り抜き(トリミング)」ぐらいなら簡単にマスターできると思います。

今回、やろうとしていることは画像の切り抜きのみですから、修正や合成など、他の機能の操作スキルを理解する必要はまったくありません。パソコンが多少いじれる方なら30分もあれば基本的なやり方を覚えられるはずです。

切り抜き(トリミング)は簡単な単純作業

画像編集ソフトの切り抜きの方法がわからない方に簡単に説明します。画像編集ソフト(画像はAdobe Photoshop)には画像を切り抜く「トリミングツール」という機能が必ず備わっています。そのツールを使って個々の写真画像を切り抜いていきます。

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Adobe Photoshop

切り抜きたい写真画像の一角にトリミングツールの先端をもっていき、クリックして対角線上にツールをブラウズし、切り抜きたい境界線の位置を四角で囲みます。位置が決まったらあとは切り抜きコマンドをクリックし、画像を切り取り、名前をつけて1枚ずつ保存していくだけです。

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1つのページ内の画像を全て切り抜いたらまた次のページを開いて同様の作業を繰り返します。切り抜きだけにかかる時間は1枚につき、およそ40秒程度でしょうか。作業に慣れてくれば、効率も上がり、仮に20ページのアルバム内の写真が100枚だとしたら2時間もあればアルバム1冊の写真を切り抜けるようになります。

3分動画!画像編集ソフトの切り抜きの手順

なかなか文章と画像では説明がしにくいので動画を用意しました。「Adobe Photoshop Elements 14」を使って、画像の切り抜き(トリミング)操作を解説した3分動画です。無料の簡易ソフトでもトリミング手順は似たようなものですので、やり方がわからない方は参考にして下さい。

 

アルバムセルフトリミングのおさらい

1)アルバムのページスキャンを業者に発注します。
2)ページデータが手元に届いたらパソコンにデータをコピーして取り込みます。
3)取り込んだページデータを画像編集ソフトで開きます。
4)開いたページデータの個々の写真を1枚ずつ「切り抜き(トリミング)」し、保存していきます。

やることはこれだけ。最後の1枚まで黙々とこの作業の繰り返しです。

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