運動会・ビデオ撮影のコツと裏ワザ(PART1)「事前準備」
でも運動会で走り回るのはお子さんだけではありません。
お弁当の準備、会場の場所取り、ビデオやカメラ撮影と、運動会当日は親御さんにとっても忙しく走り回る1日となります。
中でも大忙しとなるのがビデオ撮影。毎年会場でビデオカメラを手に右往左往しているパパの姿をよく見かけます。
カメラ撮影と違い、ビデオ撮影はそれなりにスキルを求められますから普段あまりビデオに触れてない方なら無理もありません。
もう!パパったら、何やってんの!
運動会の撮影が難しいワケとは?
運動会の撮影が難しいワケは、撮影位置がいろいろ制限され、被写体である子供も予想外の動きを見せるからです。
しかも、子供たち全員が同じ体操服を着ているため、目をほんの一瞬離した隙に我が子を見失ってしまいます。
わが子を狙って録画ボタンを押したものの、プレビューしてみたらよその子を撮っていたなんて失敗談も経験者なら「あるある話」ですよね。
でも年に一度の子供の晴れ舞台。撮影ミスはなるべく避けて、何度でも見返したくなるような値打ちのある映像を残したいものです。
そこで今回は…
「①事前準備」
「②ビデオ撮影の心得9カ条」
「③撮影のコツ」
「④撮影のウラ技」
と4つのPARTに分けて、過去、三人の子供たちの運動会を撮り続けてきたわたくしの実体験をもとに『運動会ビデオ撮影のコツと裏ワザ』をご紹介させて頂きます。言うまでもなくわたくしはプロのカメラマンではございませんので、そのへんはお手柔らかに。
まずは「①事前準備」から。
事前準備
何事もそうですが、運動会のビデオ撮影を成功に導く大前提となるのは事前準備です。
当日、いざ撮影を始めようとして慌てることがないように。最低でも以下の項目はチェックしておきましょう。
機材の確認
①ビデオ機器の日時合わせ
②レンズや液晶画面のクリーニング
③録画形式の各種設定
④バッテリーの充電
バッテリーはカメラがスタンバイ状態でも消耗しますので必ず満タンに。
また、運動会は午前と午後の部に分かれていますので、しっかり撮影する予定なら容量の大きなバッテリーが必要となります。
出来れば予備のバッテリーも準備しておきたいところですね。
我が子の出場競技をチェック
学校から事前に配布される運動会のプログラム冊子やプリントを確認しましょう。
我が子がどの競技に出るのかチェックし、50メートル走ならスタート位置とゴール位置の確認。わかるなら我が子のゼッケンの色や番号もチェックしメモしておきましょう。
撮影位置をイメトレ
ビデオ撮影を成功させる大事なポイントは撮影位置です。
配布される競技スケジュールとグランドマップを参考に我が子の位置と撮影方法をイメージトレーニングしておきましょう。
最近の小学校ではビデオ撮影用のブースを設けてあるはずなので、我が子が出場する競技の2つか3つ前から適当な撮影ブースに移動してベストポジションを確保しておきましょう。
通常の競技ならブースから撮影すればそこそこ良い映像が撮影できるはずです。
ブレのない映像を求めるなら三脚を用意
運動会のように撮影位置に制限があり、なおかつ、まわりがごった返している状況でのビデオ撮影では三脚があると画像のブレが軽減され、撮影が安定します。
荷物は増えますが、撮れる映像のクオリティは格段に上がります。
学校によっては三脚使用を禁止されているところもありますので、確認を忘れないでください。
また、三脚が禁止でも一脚ならOKという学校は多いですので、その場合は一脚と自分の両足でカメラを固定しましょう。
撮影の場所取りが面倒なら脚立を持参
撮影ブースの場所取りが面倒な人は「脚立」を持参するという方法もおすすめです。
脚立は50センチ程度の高さがあれば十分。脚立をセットし、その上に立ってカメラを構えればかなりの視界が確保できるはずです。
重さは材質にも寄りますがだいたい2~3㎏程度です。
脚立の上に三脚も置きたい方は「脚立足場」という選択肢もあります。
かなり後方の離れた場所から余裕で撮影できるので、前方を遮る障害物の多い運動会の撮影では最強の機材と言えるでしょう。
5キロ以上の重さがあるので当然、荷物になりますが、これがあると場所取りで苦労する必要が無くなります。
落っこちたりしないよう注意して下さいね。
また脚立の設置マナーにも注意が必要です。必ず後ろに別の撮影者がいないことを確認してなるべく後方位置に設置しましょう。
2メートル以上の高さから撮影できるわけですから後列からでも視界は十分です。多くの撮影者が寄り集まった場所で使用するのも危険ですのでやめましょう。なお、脚立の使用を禁止している学校もありますので事前の確認が必要です。
運動会のビデオ撮影を成功させるコツと裏ワザ(その二)「ビデオ撮影の心得9カ条」に続く…