ケーブル接続でスマホとパソコンの画像を相互に転送する方法

android-photo-to-pc

スマホで撮った写真をパソコンに転送したり、逆にパソコン内に保存されている画像をスマホに転送したいことってありますよね。

スマホ世代の若い人なら[Googleドライブ]や[DropBox]といった無料のクラウドサービスを利用して、端末間で画像を共有したり、それぞれの端末に転送(ダウンロード)するという方法が主流かもしれません。

でも、スマホに詳しくなかったり、「クラウドサービス?」「Googleドライブってなにそれ?」という方も多いと思います。

そこで今回は、クラウド接続ではなく、シンプルにケーブル接続してスマホとパソコン間の画像データを転送し合う方法を解説します。

スマホは[Android10]、パソコンは[Windows10]を使用した解説になります。

パソコンやスマホのOSが違っても基本的には同じような手順とお考え下さい。

目次

そもそもスマホ画像はどこに保存されてる?

スマホのカメラで撮った画像や動画は通常、本体ストレージ内の「DCIM」フォルダで管理され、画像データはその中の「100ANDRO」や「Camera」や「100SHARP」といったフォルダに保存されます。

画像の保存されるフォルダ名が機種により違うので混乱しがちですが、とにかくスマホ内蔵のカメラで撮った写真は[DCIM]に入っていると覚えておきましょう。
DCIMとはDigital Camera IMage[デジタルカメライメージ]のこと。

ちなみにスマホ内の全ての画像がここに保存されているわけではありません。あくまでもスマホ内蔵のカメラで撮影した画像だけです。

AQUOS R2 SH-03K(docomo2018夏モデル)を例に画像フォルダの場所を確認してみましょう。まずホーム画面の左下にある[アプリ一覧]を開きます。

アプリ一覧から[設定(歯車アイコン)]探してタップします。

すると、スマホ設定の一覧画面が表示されるので、下の方にブラウズして[ストレージ]をタップして開きます。
※ストレージとはデータを保存しておく場所のことです。

[ストレージ]を開くと「内部共有ストレージ」と「SDカード」が表示されます。
※内部共有ストレージとはスマホ本体の保存場所のこと。SDカードとはスマホに差し込んであるマイクロSDカードのことです。通常、スマホで撮った画像は内部共有ストレージ内に保存される設定になっています。
※マイクロSDカードが搭載されているスマホはAndroidのみです。iPhoneにはありません。

[内部共有ストレージ]を開き、下の方までブラウズして[ファイル]をタップします。

するとズラズラと並んだフォルダの中に[DCIM]というフォルダが確認出来ます。これがスマホで撮影された画像と動画を管理しているフォルダです。

[DCIM]フォルダを展開すると中に[100ANDRO]というフォルダがあります。その中に端末で撮影した画像や動画が保存されているはずです。機種によってこの保存フォルダが[100SHARP]や[Camera]などの名称が変わることがあります。

AQUOS R2 SH-03Kの場合は[100ANDRO]の中に画像がズラリと保存されています。

ちなみにスマホのカメラ設定で撮影した画像の保存場所を[SDカード(外部)]に指定している場合はSDカード内に保存されます。

この場合でもSDカードの中を展開していけば、同様に[DCIM]フォルダがちゃんとあります。

AQUOS R2 SH-03Kの場合、その中の[100SHARP]フォルダ内に画像が格納されています。

さて、スマホのカメラで撮影した写真の保存場所がわかったところで、次はいよいよスマホとパソコン間での転送方法です。

画像転送ならケーブル接続がシンプル

スマホ⇔パソコン間で画像の転送する最もシンプルな方法はやはりケーブル接続による転送です。パソコンとスマホを専用のケーブルで接続し、[転送したい画像]を[転送したい場所]にコピー&ペーストするだけ。単純明快だから一度覚えれば忘れません。

接続するUSBケーブルはスマホの機種によって端子が違い、主に3種類あります。まずはその専用ケーブルについて確認しておきましょう。

「micro USB」
2017年までのAndroidスマホに採用されていたひと世代前のケーブルです。2017年より古いAndroidスマホをお使いの方はこのケーブルになります。

「USB Type-C」
2017年夏モデル以降のAndroidスマホは「USB Type-C」という次世代の高速転送規格に対応した端子を採用しています。2020年9月現在もこのケーブル端子が主流です。

「Lightning端子」
iPhoneの専用端子です。Androidスマホには使えません。2020年9月現在においてまだこの「Lightning端子」が採用されていますが、廃止になるともいわれています。

転送手順

(注)AQUOS R2とWindows10の場合

専用USBケーブル(USB Type-C)でスマホとパソコンを接続します。
●[パソコン側]初めてスマホを接続するときはパソコン内にUSBドライバーが自動的にインストールされます。
●[スマホ側]画面にUSB接続モードの選択画面が表示されるので「ファイル転送(ファィルを転送する)」をタップします。
これでパソコンとスマホが接続され、パソコン画面からスマホを操作したり、ファイルのやりとりが行える状態になります。

接続が完了したらパソコン画面を操作し、WindowsのスタートボタンからPCをクリックして、接続されたスマホのデバイスを見つけてください。

アクオスR2とWindows10の場合ではPC内のデバイス一覧に「SH-03K」というデバイスアイコンが表示されました。

このデバイスアイコンをクリックして展開するとスマホの中にアクセスできます。

スマホで操作した時と同様に本体(内部)ストレージを選択し、その中の[DCIM]というフォルダを開くと[100ANDRO]があるはずです。

フォルダを展開するとズラリとスマホの画像が並んでいます。これでパソコンの画面からスマホ内のデータを自由に操作できるようになりました。あとは転送するだけです。

転送といいつつ、要はコピペです

AもBもどちらも操作はすべてパソコン画面から行います

A[スマホ → パソコン]に画像を転送したい場合

スマホの[100ANDRO]内の転送したい画像を選択コピーし、パソコン内の任意のフォルダ内にペーストすればOKです。

B[パソコン → スマホ]に画像を転送したい場合

パソコン内の転送したい画像を選択コピーし、スマホ内の任意のフォルダ内(例/100ANDRO)にペーストすればOKです。

※パソコンですので【ドラック&ドロップ】でも可能です。

まとめ

まとめるほどでもないのですが、今回、ご紹介したケーブル接続によるスマホとパソコンのデータ転送方法は画像に限らず、その他のほとんどのファイルの転送が可能です。

最近はWi-Fi環境によるクラウドサービスを利用したデータ転送が主流ですが、サービス毎に方法が違ったりしてなにかとややこしいもの。その点、ケーブル接続は単純明快な方法なので覚えておいてソンはないと思います。

以上、パソコン⇔スマホ間で画像データを転送し合うもっともシンプルな方法を解説しました。

アルバムのデジタル化ならメモリワン へ

メモリワンは写真やアルバムのデジタ化サービスを提供しています。1冊のアルバムが1,672円(税込)からデジタル化できるのは当社だけ。さらにバラ写真(20枚)、又はアルバム1冊(20ページ)が無料でデータ化できる「初回限定おためしサービス」を実施中!大量のアルバムを処分したい。とにかく低予算でデータ化したい。そんなご要望ならぜひメモリワンにお任せください。